ドリキャスとPS2、ネット対戦可能に セガは5日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)との間で、 両社の家庭用ゲーム機をインターネットを通じて相互接続させることで合意した と発表した。具体的には、セガが自社の「ドリームキャスト」、SCEの「プレ イステーション2」(PS2)向けに同一内容のゲームソフトを供給、ネット上 での“異機種”対戦を可能にする。セガは相乗効果によるソフト需要掘り起こし を狙っており、任天堂や米マイクロソフトにも相互接続を働き掛けている。 ゲームソフト各社は高速のネット通信の浸透を見越し、より高度なマルチメデ ィア型ネットゲームの開発を急いでいる。セガには合意案件を通じ、ゲーム機 (ハード)でリードするSCEと関係を深め、競争が激化するソフト市場で優位 に立つ狙いもあるとみられる。 ドリームキャストは今年3月末で製造中止になったが、それまでに国内で約2 30万台を販売。PS2の販売台数は1000万台を超えている。