寂し過ぎるぞ、サッカー日本代表の年俸 

　コンフェデ杯ブラジル戦の瞬間最大視聴率が４０％に達し、今や日本中の関心
を一身に集めていると言って過言ではないサッカー日本代表。だが、その２３戦
士の推定年俸を見ると、ちょっとがく然とさせられる。今年のプロ野球巨人の開
幕一軍平均年俸が１億円を突破（１億１５８５万円、日本プロ野球選手会調べ）
したというのに、半分にも満たない平均４８３９万円。これは２億５０００万円
とただ１人突出するローマ・中田英を含んだ数字で、中田英を外して平均すると
３９２２万円にまで下がる。これはパ、セの最下位オリックス（３５１９万円）、
阪神（３９０６万円）をからくも上回る程度の数字だ。現在の巨人の二軍では工
藤、桑田、槇原、斎藤の計８億７０００万円カルテットが“遊んで”いるという
のに…

　バブル崩壊後苦しい球団運営、プロ野球に比べ極端に試合数が少なく営業収入
が少ないというハンデはあるが、それにしても川口の４０００万円、小野の３０
００万円というのはちょっと少ない？　中田に続け、とばかり日本の有望な若手
が海外を目指すのは、レベルの問題と同時にこうした背景もある。