今の若者は、黙っていてもテレビやネットを通じて、 社会や世間の世知辛さを見てしまうため、 自分の未来の姿も安易にイメージできてしまう。 それは、幸せとはほど遠い疲れ切った自分の姿だろう。 昔は、個人に入ってくる情報が限られてるゆえ、 その時自分の周りにあることだけが全てであり、 視野が狭いため、逆に未来に希望を持つことができた。 希望があれば、それは活力となり、社会で生き抜く力になる。 今は、希望を持つことが恥ずかしいと思われるくらいだ。 夢を語ると、同世代の頭でっかちな者により、ばかにされる。 情報により、社会が見渡しやすくなった。 しかし、見れば見るほど、自分の持っていた夢や希望の浅はかさを思い知り、 それに対する気力を失うだけだ。