2000/11/21 (火) 15:00:49        [mirai]
>最近、NYの韓国街に増えている韓国系のゲーム専門のインターネット・カフェに行けば、多国語ドメイン登録
                        をサポートするための署名を求められる。中国語圏ではあまり目立たないが、ゲーム専門店で一度署名を求め
                        られた。これは自国語が使えると便利というよりも、自国とのつながりを深めるためにがんばっているという感じ
                        だ。こういう動きは海外の日本人コミュニティーにはないので、かなり頭の下がる思いがする。

                        我が国には「郷に入っては郷に従え」いう言葉があり、国際社会においてもそれが美徳と
                        されている。しかし譲ってはならないモノもある。それが「言語」だ。例えば日本人がアメリ
                        カに行って、日本語で通すことなどナンセンスだ。だが、ネットワークの場合は日本に居な
                        がらアメリカの言語・習慣を押しつけられてしまう。ドメイン名しかり、人の姓名の表記法し
                        かり、2バイトコード問題しかり。

                        Winamp,ICQ,PowerToys,KernelToys,TweakUI。これらのソフトに共通しているのは、大変メ
                        ジャーなソフトにも関わらず、日本語に対応していないことだ。日本語化パッチ作者たち
                        の努力によって、我々は日本語化されたソフトを違和感なく使うことができている。このこ
                        とは素直に感謝したい。だが、本当にベストな解決法は、開発元がしっかり日本語に対応
                        したものを正式リリースすることである。パッチ作者には失礼だが、このような小手先の
                        解決法でなんとなく誤魔化して来たツケが、先のネスケ4.7xの文字化けのような超メジャ
                        ーソフトの不具合にまでまわってしまったのではないか?

                        英語圏人がリードする現在のこの世界で、我々非英語圏人が生きていくためには、自分
                        たちの言語・文化・習慣を理解してもらうよう、しっかりと主張せねばならない。インターネ
                        ットはもうアメリカだけのものではないのだ。