2000/11/21 (火) 15:00:49 ◆ ▼ ◇ [mirai]>最近、NYの韓国街に増えている韓国系のゲーム専門のインターネット・カフェに行けば、多国語ドメイン登録
をサポートするための署名を求められる。中国語圏ではあまり目立たないが、ゲーム専門店で一度署名を求め
られた。これは自国語が使えると便利というよりも、自国とのつながりを深めるためにがんばっているという感じ
だ。こういう動きは海外の日本人コミュニティーにはないので、かなり頭の下がる思いがする。
我が国には「郷に入っては郷に従え」いう言葉があり、国際社会においてもそれが美徳と
されている。しかし譲ってはならないモノもある。それが「言語」だ。例えば日本人がアメリ
カに行って、日本語で通すことなどナンセンスだ。だが、ネットワークの場合は日本に居な
がらアメリカの言語・習慣を押しつけられてしまう。ドメイン名しかり、人の姓名の表記法し
かり、2バイトコード問題しかり。
Winamp,ICQ,PowerToys,KernelToys,TweakUI。これらのソフトに共通しているのは、大変メ
ジャーなソフトにも関わらず、日本語に対応していないことだ。日本語化パッチ作者たち
の努力によって、我々は日本語化されたソフトを違和感なく使うことができている。このこ
とは素直に感謝したい。だが、本当にベストな解決法は、開発元がしっかり日本語に対応
したものを正式リリースすることである。パッチ作者には失礼だが、このような小手先の
解決法でなんとなく誤魔化して来たツケが、先のネスケ4.7xの文字化けのような超メジャ
ーソフトの不具合にまでまわってしまったのではないか?
英語圏人がリードする現在のこの世界で、我々非英語圏人が生きていくためには、自分
たちの言語・文化・習慣を理解してもらうよう、しっかりと主張せねばならない。インターネ
ットはもうアメリカだけのものではないのだ。