昔話を書いたので読んでみてください 2004/09/17 (金) 23:50:50        [mirai]
ある日、ワレズの大好きな空白さんが、無人野菜販売所にやってきました。
  そこは、まわりに木がおいしげっていて、昼間でもうす暗く、なんとなくきみの悪いところですが、民家
  はなく、人の気配もしないところでした。。
  空白さんは、前から「ああいうところは、きっとよくワレるぞ。hehehe…」と目をつけていて、野菜を割れ
  にやってきたのです。
  はたして、持ってきたエロゲ紙袋を広げると、ナスやキュウリ、トマトやキャベシがワッシワッシ盗れて、それこそコーラ一杯飲む
  ひまもないくらいです。
  夜もだんだんふけてきたので、空白さんはそろそろきり上げようと、ワレズ道具を片づけにかかりました。
  すると料金箱から、うめくような声で、
「おいてけ、おいてけ」
  空白さんはおそろしくなって、帰ろうとして紙袋に手をのばしました。
  ところが、割った野菜でいっぱいのはずなのに、軽くすーっと持ち上がったのです。
  そのとたん、前よりはっきり大きな声で、
「おいてけ、おいてけ」
  いやはや、空白さん、エロゲ紙袋をぶん投げると、服も下着もなにもかもほうりだして、家へ逃げ帰りました。
  空白さんの話をきいた@みらいの住人は、
「ひょっとすると、野菜販売所の主かもしれない」
「いやあやっぱり、樹海のジジイのしわざだ」
などと、口ぐちにいいました。
そしてそこは、おいてけ堀とよばれるようになりました。
~おしまい~