> 2001/06/19 (火) 19:37:39 ◆ ▼ ◇ [mirai]> > むしろモ前が都心へ引っ越せば万事無問題ヽ(´ー`)ノ
> 部屋から出れないよ(ρ_;)
七つの海を駆け巡る巨大船ハイアングレーシー号
今日も財宝を探して東へ西へ
波、風、そして海がある限り
俺達の旅は終らない
「おっ、本なんか読んで勉強か」
「あ、船長」
「なんの本読んでるんだ?」
「いや・・・そんなにたいしたもんじゃないっすよ」
「なんだよ、見せてみろって」
「もう、いいじゃないっすか」
「なんで隠すんだよ、さてはエロ本だな」
「違います!・・・違いますって・・・」
「見せやがれ!このエロ野郎」
「ちょっ、ちょっとやめてくださいよ」
ボトッ
「あ」「あ」
「[引き篭り読本]か・・・」
「・・・」
「・・・」
「あの・・船長?」
「なんだ?」
「実際のところ俺達ってどうなんすかね?」
「どういうことだ?」
「俺達はひきこも
「ば、馬鹿言っちゃいけねーよ、ほら、帆あげっぞ」
「社会のレールから外れてるんじゃないかと
「レールなんていらねーんだよ、俺達には海があるんだからさ」
「俺、船に乗ってなかったら就職活動する時期なんすよね、そんな時なのに俺は
「良いか、ひきこもりの多くは、社会に出ていきたいと切実に願っているのに、
対人恐怖症や強い劣等感など精神面が悪影響を及ぼしてしまって、どうしても出ていけないという場合が多いんだ、
世間ではその部分を誤解して[甘えてるだけ]とも言われてるんだが、
本当に一番苦しんでいるのは本人ななんだよ」
「まんま俺らじゃないっすか、それにやけに詳しいっすね」
「あーうっさい、今度そのこと言ったら樽に詰めっぞ」
「船長も本当は気にしてるんじゃないんすか?」
「オネガイ!ヤメテ!それ以上言わないで!」
船長があんなにも震えていたのを見たのは初めてだったんだ
参考:2001/06/19(火)19時35分53秒