土砂崩れで付近を流れる朝日川が氾濫(はんらん)し、浦柄地区は百数十メートル にわたって冠水。他の地域から閉ざされた隣の朝日地区では、子供たちが石こうで 路面に直径約2メートルのヘリコプターの頭文字「H」の目印を描き、上着を振っ て上空のヘリに合図を送り続けた。 「お年寄りが寒さに震えて夜を過ごしたのを見て、子供たちが救援物資を求めて 自主的にやった。この気持ちを分かってほしい」。地元の消防団員は話した。隣接 する長岡市のこの朝の最低気温は8・1度だった。 泣けるええ話や