阪神大震災の犠牲者は高齢者が大半を占めていますが、世代別に見ると 実はもう一つのピークがありました。それは20-25歳の若者です。 学生や大学院生、駆け出しの社会人といった人々が、経済的な理由から 安い家賃のアパート、つまり耐震性に問題のあった建物に住み、結果的に 家屋倒壊の犠牲となりました。 「地震に負けない住まい」は、実は持ち家とはすぐには縁のなさそうな 若者の課題でもあるのです。