> イラクの香田が > 自分の首を切られてから > メキシコの娘は > 朝もやの中でその首を待っている > ニューヨークの少女が > ほほえみながらその首を小包に包み > ローマの少年は > 柱頭を染める朝陽にその首を掲げる > この地球では > いつもどこかで香田の首が行き交ってる > ぼくらはリレーするのだ > 経度から緯度へと > そうしていわば交代で首を守る > 眠る前のひととき耳をすますと > どこか遠くで目覚し時計のベルが鳴ってる > それはあなたの送った首を > 誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ 参考:2004/11/02(火)23時59分01秒