眠かったので碇君の側で丸くなっていた。 こうしていると私の背中や髪を撫でてくれるの。 これが幸せというものなのね。 ところで強い視線を感じるのだけど何故? 煩わしいけど薄目を開けてみた。 葛城三佐と弐号機パイロットが羨ましそうに見ている。 葛城三佐は優しい上司だと思う。 弐号機パイロットはお友達。 でも、この特権だけは堅守しないと。 そんなに物欲しそうに見つめても駄目なものは駄目なの。