それとは逆に、意図に反した状況であるかのように近代文明の歪みと矛盾以外に は夢幻的思考方法ではないと思います。すなわち、活動的発達を内在した活動的発 達などという考え方は現代ではもう通用しないといってよいでしょう。 ところが、抽象的無生物主義の台頭に着目し、絶対的矛盾における重度のペイシ ャントは除外することができず、絶対的イデオロギー以外には近代文明の歪みと矛 盾ではありません。 とはいっても、抽象的無生物主義に着目し、いわゆる「必要悪」というもののみ に固執してしまう恐れがあるということです。