日華事変の始まりは盧溝橋事件とされています。現在でもどちらが銃弾を発射 したかとか、誰か背後にいるのではないかと論争が続いています。これ自体無 意味です。この事件は現地で休戦協定が結ばれ、すぐ終了したのです。 実際の戦争の始まりは中国軍による上海租界への爆撃および上海にいた海軍陸 戦隊への襲撃です。 近代戦は必ずある作戦が参謀本部などで立案され政治家がGOサインを出して始 まります。ですから誰が戦争を始めたか(=どちらが侵略者か)は戦争の経過 を見れば一目瞭然です。 日華事変はドイツ軍事顧問団の作った作戦案を蒋介石がGOサインを出したこと により発生しました。つまり侵略(用語は外交定義)したのは中国です。また 同じように日露戦争と太平洋戦争は日本が侵略したのです。これは動かすこと ができない事実です。