> すべての空の色を覚えている胸の奥に > 今テレビに映るアトムの雲 広がるの > 熱を計るように > あなたは私に手をあてて > 睫毛の先に噛む > 朝霧を口に含むように > 小さな命が芽生えてる > このからだがただ悲しむの > テーブルにはコーヒー > 他に何にもないこんな朝に > 何を残せばいい? > そっと二人は抱き合うけれど > 目覚める街の隅で > 鳥は今日も鳴いている > 遠い国の丘の > 地雷の上に咲くアザミ > そんなふうにいつか > 私たち強くなれるかしら > 窓を開けたら空は > この部屋の中まで照らしてくれる > そして何も知らずに生まれる生命を > 迎えてくれる > 見て アトムの光 > 痛いくらい青い空も > ささやかな夢さえも燃えてしまう > 幼い日の夕焼け > あなたと見た雨の夜明け > すべての空の色を覚えている > いつまでも にんげんの~こども~ 参考:2001/06/25(月)03時06分42秒