> 2004/12/19 (日) 19:36:23 ◆ ▼ ◇ [mirai]> > 万にひとついい女がいたとしてもだ
> > おなじ場所をリロードしていたというよしみだけで
> > イブの夜にそっと俺のベッドに忍び込みに来てくれるわけでもないしな
> > なんというか絵に描いた餅なんだ
> > 2次元とおなじなんだ
> 漏れはそこまで多くは望まないよ(;´Д`)
> イブの夜なら一緒に飯食ってその後にそれっぽいデートスポット廻って
> せいぜい腕でも組んでくれたらそれで満足だ贅沢は言わないいやこれが贅沢か
じゃあ俺も贅沢は言わない
ふたりで遊園地に行ってコーヒーカップで向かい合わせに座って
なにが楽しいのかキャーキャー笑いとも悲鳴ともつかない声をあげてから
興奮のしずまってきたころに彼女がおもむろに
「ねえ空白くん。わたしずっと乗ってみたかったものがあるんだ」と言い出して
「なに?」と聞き返すとちょっと頬を赤らめながらゆっくりと観覧車を指さして
手をつなぎながら観覧車までダッシュ
乗ったゴンドラが軌道の一番上まで来たところで
「ここで渡したかたったんだ」と差し出す手編みのマフラーを
ふたりの首に巻きつけて「空白くんって……あったかい」と
そっと目をつぶった彼女に小鳥みたいなキス
そして永遠とも思えるその瞬間が過ぎ去るころに
ふたりの目が合ってクスクスと笑いながら小声で「メリークリスマス」「メリークリスマス」
って言い合えたらもうそれだけで満足だよ
参考:2004/12/19(日)19時26分45秒