設立パーティーの席上、静書は突然気分が悪くなり、トイレで吐く。病院で精密検査を受けるが、結果は、脳へのガン転移だった。 医師から、絶望との宣告を受けた誠俊は、その場に崩れ落ちて泣く。そこへ、 静書から電話がかかる。誠俊は二人にとって想い出のカフェに彼女を連れて行 き、 真実を告白する。激情にかられて、ガン治療を拒む静書に向かい、誠俊は「貰 った目を粗末にするな!」と、哲秀の犠牲につき、はじめて告げる。