2001/07/05 (木) 22:13:39        [mirai]
週末の秋葉原を 油デヴが歩く

ご自慢のデイパックをショルダーに やや早足で

その姿からデヴは 忌み嫌われていた

暑さにとろける その体目掛けて 石を投げられた

 

孤独には慣れていた むしろ望んでいた

誰かを思いやる事なんて 煩わしくて

そんなデヴを蹴り上げる 金髪ドキュンの足

「今晩は むさ苦しいおデヴさん おら金出せや」

 

デイパック漁って 必死で取り出して ドールと言う名の印籠を

 

握った かざした 生まれて初めての

カツアゲが 金髪が まだ信じられなくて

 

どれだけ逃げたって ドキュンは追いかけてきた