日はすっきりと晴れた気持ちの良い日だった。 そんななか、美幸に恋をしてしまった一人の男がいた。 それは、怪盗704号であった。 「美幸さんなんてかわいいんだろう。どうにかしてお近づきになりたいなぁ・・・。 そうだ!!俺の得意な変装をすればいいんだ。」 電柱の影に隠れていた怪盗704号は急いで自宅へと向かった。 「夏実、警邏に行くよ」 「はーい、今行く」 美幸と夏実はいつものようにTodeyに乗って出発しようとしたその時 「困ったなぁ、これじゃあ会社に行けないよ」 と困っている会社員がいた。お察しのとおりこの会社員は怪盗704号である。 「どうしました?」 美幸がその様子に気づき声をかけた。 「それが、ココに止めておいたら誰かにパンクさせられてしまって。今から取引先に行かなければいけないんですよ。」 「それじゃあ、署にタイヤがありますから取り替えましょうか?」 「いいんですか!!」 その会社員はうれしそうに言った。 「ええ」 「それじゃあ、お言葉に甘えてお願いします。」 つづく