フリーダムとストライクのメインカメラにはお互いの姿しか映っていなかった 数秒のフェイズダウンの沈黙の後、どちらともなくPS装甲が作動し 鮮やかな色彩を見せ、機体温度が上昇していった もう二機の起動を阻む者はここには存在しない フリーダムのマニピュレーターがストライクのブレードアンテナを優しく撫でる 一瞬、ストライクのダクトから排気が行われた ストライクのインテークからは熱気を持った気体が排出されフリーダムのマルチセンサーを曇らせた フリーダムのクスフィアス・ダクトからも熱気があふれ出す そのままラケルト・ジョイントをストライクのフロントアーマーに押し付け