四つ階段を駆け上がってドアを開けて覗き込むとその眠たそうな空気が好きだ。 調子がよけりゃいいね、そんな気配を感じたなら、陽気にお邪魔もできるさ。 ドアの外で思ったんだ、後10年たったら何でもできそうな気がするって。 でもやっぱりそんなの嘘さ。やっぱり何もできないよ。僕はいつまでも何もできないだろう。