> 6年ぶりに水曜日に外に出た。コンビニにおいてある「少年サンデー」誌に私 > の名前はない。もう安心して外に出れるんだ。もう万一にも、間違って私の愚 > 作が目に飛び込んでくることもない。私の愚作の載っていないサンデーは、夏 > の日差しに負けないくらいキラキラと眩しいくらいに輝いていた。あんな輝か > しい所に自分が居たこと自体が、今やまぼろしに思えてくる。もう私も「少年 > サンデー」も、互いに苦しむこともないだろう。6年ぶりに外出した水曜日の > 街は、デパートが休みだった。帰ってテレビをつけると、「少年サンデー」の > CMが流れていた。ああ、これがうわさのサンデー3億円キャンペーンか。こ > の上戸彩ちゃんによるCMは、皮肉にも私が去ると同時に始まった。3億円… > その1/100でもあれば、サンデーCM劇場で…いや、もうそれは言うまい…今 > 年の夏はとくに暑い。 > 2004年7月某日 誰よ 参考:2005/03/01(火)03時31分00秒