物価の下落は喜ばしいことですが、デフレの場合そうともいいきれません。 デフレは、不況時に見られる現象で、 1.モノの需要が供給に対して少ないため、企業の在庫が増加し、モノの価格が下 がる 2.相対的に通貨価値が高くなり、金融機関からの借り入れは借り手に負担が重く なるため、企業は投資、消費者は消費を抑制する 3.更に経済が収縮し、企業倒産や失業等に生活をおびやかされる という図式です。 最近耳にするデフレ・スパイラルはこれがらせん状の悪循環に陥った状況を指します。