現実社会での部落民であるところのアニオタと引き篭もりによる 閉鎖的コミュニティ。 彼らは適度に距離を置いてネットと付き合える大人ではない。 恒常的に他者性を獲得し自らの自我を安定させえる場所は 悲しいかなそこにしかない。なので今となっては妖精がIPを リアルタイムで見ながらレスしようが他の住人が弾かれようが TPOが導入されようがもはや問題ではない。 これは自らの既得権益である管理人という特権的地位の気持ち良さ に固執している妖精本人においても同様である。 妖精が管理人に固執するのは、自板での権力が、それを奪取され てしまえば、現実世界では何の効力も発揮し得ないその虚しい 無価値性を自覚しているからではないか。 閉鎖してしまえばただの一空白に転落してしまう。 例え、昔管理人だったことを公言したところで権威に媚びない 住人に馬耳東風なのは自明である。 権力の味を知ってしまった彼にとって掲示板の維持は自らの 自我の維持と同義というわけである。