栄栄と蘭が咲き庭に柳が茂る日に君は旅立ったが、まさかこんなにも長い別れになるとは思わなかった。 途中いろいろな友に出会ったのだね。 いつしか蘭も柳も私と同じように衰えて、私たちの約束も反古になってしまった。 私たちは深い付き合いではなかったのだね。 本当に心が通じれば、命も、遥かな距離すらも何ほどのことはないのだから。