2001/08/26 (日) 02:07:46 ◆ ▼ ◇ [mirai]俺達の夏は終った・・・
「うぅッ、グス」
「なぁ、知ってるか?」
「なにをだよ、グス」
「俺ら今、砂集めてるじゃん」
「うん」
「なんで集めてるか知ってるか?」
「そりゃ、俺達負けちゃったしな、ここまで来れた記念?みたいな」
「お前そんな理由で集めてるの?」
「みんなそうだろ?」
「ちがうよ、ほら遠藤なんて見てみろよ」
「なんか細かい動きしてるよな」
「あいつは星の砂集めてるんだよ」
「・・・星の砂なんてあるんだ」
「幸せになりたいんだとさ」
「・・・願いが叶えば良いな」
「それに、ほら、小柴を見てみろよ」
「あいつ、なんであんな遠くで集めてるんだ?」
「ライト前の砂が一番美味いんだとさ」
「・・・食うのか」
「あ、それと小柴が言ってたんだけど、この辺は不味いらしいよ」
「・・・いや、俺は食わないから」
「あ!」
「どうしたんだよ?」
「ちょっと、アイツやべーよ!」
「大塚がどうした?ん?鼻から吸ってる?」
「あんなに大量に投与したらドランカーになるって!」
「・・・砂だろ」
「あいつ隠し持ってて捕まったことがあるだよ、二回目は長いぞ」
「・・・隠す必要なんてないじゃん」
「おい!おまえ!」
「な、なんだよ急に」
「今、手に持ってるのを見せてみろ」
「・・・だから砂だって」
「これは!こんな所に木炭があるなんて、横穴がまたあるはずだぞ!」
「・・・埋蔵金なんてないってば」
「監督!監督ちょっとこっち来てください、ほら、これ!木炭でしょ?これは!」
「・・・監督に見せてどうするんだよ、ってえ!?監督、糸井さん!?」
「1000本ノックは厳しかったなー」
「・・・あれも糸井さんだったのか」
「今年の夏はまだまだアツイっすね!ね?監督」
「そりゃ、負けるわー」