「非常にキビシー 13年間の刑期を終えて 僕は黒い服の人々に礼を言って ヘイの外に出た これからはどこへだって 歩いてゆける この2本の足さえあれば地の果てだってゆける 13年目の春の夜 満天の星空の元 恋人と再会した 私 毎晩祈ってたわ 悔い改めてくれる事を ねえ これからは 2人で罪を償う旅に出ましょう」 彼女の手を握り ただ僕は 「ありがとうありがとう」と涙した 握った彼女の手はなぜか冷たかった それからの13年間を2人で暮らした 幸せだった 14年目の春に彼女は死んだ 僕は 満天の星空の元 泣きながら思った これでいいのだ つらくともこれでいいのだ テレビの男が言う「西から登ったお陽様が東へ沈む これでいいのだ」 そうだ これでいいのだ! だがしかし...だが...しかし」