さて、恒例の感想をまず、 亞里亞には疑問が多い。 まず、一番の疑問は大勢いる兄妹のなかで亞里亞だけが豪邸に住んでいることに対して、主人公や他の姉妹達が不公平さ、もしくは不自然さを感じていないことである。 他の家族と一緒に住んでいる姉妹達はともかく、一人暮しの主人公はひょっとして望めばあの豪邸に一緒に住むことができたのではないのか。 まあ確かに、(多分)高校生の主人公も、(多分)二階建ての一軒家に一人暮しできるぐらい裕福であることはわかるが、亞里亞との差は大きい。 亞里亞や主人公は疑問に思わなくても、主人公のことを亞里亞の兄と認識しているじいやさんはおかしいと思うのではないだろうか? また、今回は母親が一つのキーワードである。 じいやさんから出てきた「奥様」という単語、これは「奥様=主人公の母親」が成り立つのだろうか? 亞里亞のいっていたママンとは正確には誰のことを指すのか? などの疑問も残る。 序盤、亞里亞について行けなかった私も、終盤さほど抵抗の無いほどまでになれたのであった(しかし、お馬さんは勘弁(笑))。