> めっちゃ幸せやった… > それが日常であることをぼくは、ときどき忘れてしまうほどやった。 > ほんで、ふと感謝すんねん。 > おおきに、と。 > こないな幸せな日常に。 > 水たまりをかけぬけ、その跳ねた泥がズボンのすそに付くことだって、それは幸せの小さなかけらやった。 > 永遠に続くと思ってたんや。 > ずっとぼくは水たまりで跳ね回っていられるのだと思ってたんや。 > 幸せのかけらを集めていられるのだと思ってたんや。 > でも壊れるのは一瞬やった。 > 永遠なんて、なかったんや。 > 知らなかったんや。 > そないな、悲しいことをぼくは知らなかったんや。 > 知らなかったんや…。 > 「えいえんは、あるんや」 > 彼女は言ったんや、ショーミな話。 > 「ここにあるんや」 > 確かに、彼女はそう言ったんや、ショーミな話。 > 永遠のある場所。 > …そこにいま、ぼくは立っとった。 くさくてかなわんな 参考:2001/09/12(水)12時16分24秒