顔、腕、胴体に放射線やけどを負い、リンパ
球がゼロになった。白血球なども大幅に減って
病原体への抵抗力を失った。血液の成分をつ
くり出す骨髄の造血幹細胞も壊されたため、1
0月6、7日、親族の血液から幹細胞を取り出し
て移植する末しょう血幹細胞移植を受けた。
移植は成功し、血液成分などは持ち直した
が、放射線の影響は体の深い部分まで及び、
やけどではがれた皮膚が再生しない状態となっ
た。体の表面から体液がしみ出し、腸の障害か
ら出血や下痢が続いて、輸血と輸液を毎日10
リットル以上もする必要があった。11月半ばか
ら呼吸や肝臓、腎臓の機能も低下。同27日に
は一時心停止したため、血液の循環が滞り、
人工透析も始めていたが、12月18日から心
臓の機能が急激に悪化した。