>  2001/09/20 (木) 05:08:16        [mirai]
> もっと面白いレスつけようぜ(`Д´)

大判を始める人にはアンギュロンと並び定番となっているコマーシャルエクター
です。その中でも人気の12インチです。ガラスにはフロントに2,3カ所微
かな傷とエッジにも擦り傷が、また前玉に二つ気泡があります。拭き傷は目立
つものはありません。また、30年位前の持ち主が何らかの目的でフィルタ枠
に2mm位の溝を刻んでいます。被せ式のフィルタか何かの位置決めピンの溝と
したのでしょう。使用上は何の問題もありませんが、外観を気にされる人には
目障りでしょう。撮影に関しては性能は維持されていると言えましょう。そん
な意味でやや高めに値付けしました。と言っても、お店で買うより3万は安い
と思います。以下は前回の質問への回答です。1)コマエクは7 1/2インチ(6
 1/2もあると聞いたことがありますが)から14インチまであり、10 1/2は若干
苦しいですが8X10で使えます。8 1/2もどうにか5x7で使えたと思います。で、
12は、一般的には8x10用のレンズと認識されています。ただ、8x10であおるこ
とはありませんでしたからイメージサークルを意識したことはありません。ど
うしてもあおりたい時は、バックシフトまたはバックティルトで我慢すべきで
しょう。以前高名な人がコマーシャルという名前に拘って、近接設計されてい
るかの様な紹介をされたらしく、レンズの性格が誤解されているようです。私
はむしろシャープな万能レンズと見なしています。360mmのレンズで、商品や
ポートレートやアーキテクチャルを撮るのは結構しんどいです。2)リンホフ
ボードに付くかとの質問もありましたが、私はテヒニカの8x10は写真でしか見
たことがありませんし、5x7も使ったことはありませんのでそれらのボードの
詳細を知りません。で、4x5のテヒニカボードですが、IV以降のモデルであ
れば、取り付けられ操作できますが、IIIでは付きますがボードが若干引っ込
んでいますので操作性に難があります。でも望遠設計されていない360mmのレ
ンズをテヒニカで使うこと自体がやっかいでしょう。と言うわけで、質問はリ
ンホフのビューカメラのボードに関しての質問かなとも考えられるのですが、
どこのメークであれビューカメラのレンズボードに付かないレンズって考えら
れないので、取り付けリングがあるのかと言う質問であると判断しますと、出
品しているレンズにはリングが付いています。でもリングがなくても、ビュー
カメラのボードは結構厚みがありますので、ボードに直接ねじを切っても付け
られますし、リングを引き物やさんで作ってもらっても1000円くらいです
。ですから、リングの有無は一般的には気にしなくてもいいと思います。ボー
ドへの穴開け加工の時に一緒にやってもらえばいいのです。3)当たりのレン
ズかとの質問がありました。私は、これを含め長短合わせ6本しか手元に置い
たことがなく、外れを云々するほど比べたことはありませんし、そもそも当た
り外れを気にしたことがありません。それらは友人が辞める時に売れなくて引
き取った物で、彼等も買った物をそのまま使っていたので、当たり外れを気に
していなかったのでしょう。ですから外れかもしれません。当たり外れが気に
なる方は、購入を見合わせられた方がいいと思います。他人がなんと言おうと、
一旦インプットされたネガティブイメージは決して消えないので、外れではと
いう心配が晴れないでしょう。従って、外れがわかる人に一緒にお店に行って
貰って選ばれた方がいいでしょう。でも外れのレンズってどういうものだと説
明されているのですか。どこのサイトで説明されているのか教えてください。
14インチとか10 1/2とかには外れはないのですか。顕微鏡の対物レン
ズではないので、例え偏心があっても0.5mm位では分からないと思うのですが。
私がレンズの味などが分からず無頓着で、フォーカスが出るかどうかしか気に
しないので、友人も面と向かっては説明してくれないのでよくわかりません。
私がわかるのは、フォーカスがピンポイントでくるかということくらいです。
その意味では、このレンズはそれなりでしょう。決してピンポイントでフォー
カスはきません。結構線は太いです。大判レンズはマイクロフィッシュを作る
レンズではないのですから、そんな物だと思います。 


参考:2001/09/20(木)05時03分46秒