B君が犯人に違いない。いやきっとそうだ。絶対そうだ。 俺が言うんだから間違いない!」 しかしB君がボールを投げたという証拠はどこにもない。 A君はB君に向かって「このボールよく見ろよっ。オマエの指紋が付いてる。 俺の顔にボールぶつけたのオマエだろ!」 と言い放った。周りの人々は内心「その言い分苦しくねーか」 と苦笑い。だって指紋なんか誰にも見えないんだもん。 しかしヒステリックになったA君はB君が犯人だと言ってきかない。 「B君に絶対仕返ししてやる!」A君は息巻いて「B君仕返し大作戦」を 考え始めた。「おまえらもボケっとしてないでB君に仕返しするから協力しろよ!」周りは困惑気味。 「ここでは俺が法律だ!」「オマエのものは俺のもの、俺のものは俺のもの」が 信条のジャイアンみたいなA君。 …学校にひとりはいたよね、こんなヤツ …世界にひとつくらいあるよね、こんな国