>  2001/09/21 (金) 20:50:35        [mirai]
> > ォヵュ
> 来たのかッ!(゚Д゚)

	「げほげほ……」

	 老女が風邪を引いて伏せっている。

	「まったく、メイドロボがいるって言うのに看病の一つもしやしないんだから……」

	 ぶつくさ言って寝入る。
	 ややあって、ふと目を覚ますと、

	「……?」

	 ととと……と、障子の向こうを影が駆けていったような気配。
	 ふと、いい香りが鼻をくすぐる。
	 枕もとのお盆の上に書置きがある。

	『ババア、
	 いつまでも寝てられるとうっとおしくてかなわないから、
	 はやく良くなるですー』

	 そんな置手紙とともに、枕もとには梅干のちょんと載ったおかゆが湯気を立て
	ている。
	 枕もとの座布団にはさっきまで誰か座ってたかのようなへこみ。
	 身を起こすと、額からぽろりと濡れ手ぬぐいが落ちる。

	「マルチちゃん、口ではあんなこと言って、ずっと見ててくれたんだねぇ……」

参考:2001/09/21(金)20時48分50秒