2001/10/06 (土) 02:43:15 ◆ ▼ ◇ [mirai]男児にわいせつ行為発覚、小学校教諭が自殺 学校側は公表せず--藤枝 /静岡
◇学校、口外禁じ公表せず
藤枝市の公立小学校に勤務する40代の男性教諭がわいせつ行為を指摘された
後、自殺していたことが4日までに明らかになった。学校側はプライバシーを理
由に事実関係を明らかにせず、同校職員にも口外することを禁じていた。また、
報告を受けた市教委は「懲戒処分には当たらない」と判断し、任命権者の県教委
には報告していなかった。
関係者などによると、この教諭は夏休み中の8月下旬、校内に男子児童を呼び
出しわいせつな行為を行った。両親の申し出から事情を聴いたところ、わいせつ
行為を認め、両親に謝罪したという。その後、本人の希望により9月中旬まで自
宅待機となったが、8月31日に自宅で首をつり自殺しているのが発見された。
同校校長は自殺が分かる前の8月31日朝、初めて職員らに事実を伝え、口外
しないようにと説明。翌日には教諭の死を「突然の病死」と伝えた。
校長は「被害児童のプライバシーを守るため、職員には守秘義務の徹底を訴え
た。病死と言ったのは遺族の希望」として、一部で上がっている隠ぺい疑惑を否
定している。
一方、同校校長から8月29日に報告を受けた同市教委の田中昭雄・学校教育
課長は「(懲戒免職などの処分をする)県教委へ報告するには当たらない事案と
判断した。9月中旬にも口頭注意する予定だった」と話した。