FA山崎武は中日残留=プロ野球 中日からフリーエージェント(FA)宣言した山崎武司内野手(33)が 21日、中日残留を発表した。 同選手は中日、横浜両球団から3年契約、契約金と出来高払い金を含めて 最大で総額6億円となる条件提示を受けていたが、16年目の来季も中日で プレーすることになった。複数球団と交渉したFA選手が在籍球団に残留す るのは1999年の横浜・進藤内野手(現オリックス)以来2人目。 山崎武は愛知・愛工大名電高からドラフト2位で中日に入団し、長距離砲 として活躍してきた。FA権取得後の球団の対応が遅いなどとして生え抜き では前例がなかったFA権行使に踏み切ったが、「中日ファンの残れという 声援が胸に響いたから」と残留理由を話した。(金額は推定) 山崎武司内野手の話 金銭的には横浜の方が少し上だったが、残れという ファンの声が自分の想像を超え、一言一言が胸に響いた。野球人生を名古屋 で過ごしてきた。生涯中日と決め、しっかり野球に取り組みたい。 (了)