我らが部長さんと一緒に試験勉強した
部長さんが数学と化学で分からないところがあるから教えてほしいとのことだった
けど彼女は漏れが教えてる横で漏れの消しゴムに顔とか落書きしてまぐろけしとか名前付けて困る
しまいにはその消しゴムを曲げて落書きの顔に表情つけてあそんでて
手が滑って消しゴムを彼女の膝に落としたりする
漏れはその消しゴムを羨ましく思いながらも「そんな遊んでたら教えんよ」って言うと
ぜんぜん悪びれてなさそうに「ごめんっちゃ」って謝って、その笑顔に漏れは騙される
そんな楽しい時間は流れるのも速く、彼女に迎えがくる時間がきた
帰り支度をしていると、漏れは手袋を忘れたのに気付いた
この季節、夕暮れ時に手袋無しで自転車こぐのは結構きつい
だけれどもそんな漏れに彼女は自分の手袋を貸してくれた
「どうせお父さんが車で迎えにくるから」って…
漏れは彼女の温もりが少し残る手袋をつけて帰り道をやけにニヤニヤしながら帰った

家に帰っても手袋つけたまま布団に倒れこんで、足をバタバタさせながらこの幸せを噛み締めたよ

´Д`)そんなこんなで来たけど試験あるからすぐ買えるんで安心せろ