どっちにしたって読んで面白ければ良い訳で、その点で言うなら加門さんの「大江山幻鬼行」(祥伝社文庫、381円)は酒呑童子で有名な大江山に まつわる鬼と人間との関わりをいろいろと教えてくれるとゆー点で、読んで勉強にはなる。あと大江山にまつわる物事が次々を身辺い迫ってくるシンク ロニシティーとも因縁とも言えない状況に直面する辺りの、いかにもオカルト作家らしい日常なんかも読んで「大変だねえオカルト系の人は」ってな感じ に楽しめる。もっともラストあたりに出てくる巨大な揚羽蝶をめぐるエピソードとか、一連の大江山行きを含めた話を書いたのがこの本です的な結末と か、さらに言うなら1番ラストに「この作品はフィクションであり」と載せてしまうあたりの開き直りぶりが、人によっては疳に触るかもしれない。そんな人 でも400円で1時間、勉強がてらに神秘の世界を見せてくれる本として楽しめば良いだけのことで、目くじらを立てずに1食、牛丼を抜いたと思って手 にとって開いてみて下さい、どうです腹立ったでしょ(立ったのかい)。