投稿者: 投稿日:2001/02/14(水)23時37分55秒 エロゲ。 エロゲをやっていた。 毎日やるエロゲ。 終わりのないエロゲ。 エロゲ。 エロゲの中にいる。 いつもと同じ。 ずっとずっと…。 同じ風景の繰り返し。 ゆっくりと微睡みに揺られながら、 たった一つのことだけを願う。 ウインドウを閉じて、次に開いたとき、真人間になれますように、と…。 エロゲ。 これがエロゲであることに気づいたのはいつだっただろう…。 ずっとずっと昔…? それとも、ほんの数分前…? その答えさえもエロゲの中に霞んで…。 流れているのかさえ分からない時間の中で…。 いつかクリアする日を夢見ながら…。 エロゲ。 エロゲには終わりがある。 どんなに楽しいエロゲも…。 どんなに怖いエロゲも…。 薄暗い自室の中で、 お母さんにご飯に呼ばれてエロゲは途切れる。 ずっとずっと…。 変わらない引きこもりの風景。 だけど今は…。 エロゲに終わりがなくなったのは、いつだっただろう…。