2001/12/08 (土) 06:04:29        [mirai]
図は前回の続き、▲6七銀に対して△6四
歩、これに対して争点に飛車の基本どおり7八飛車と寄ってみた局面です。
(ラスカル実戦譜より)将棋年鑑で調べて
くれた人がいるのですがプロの実戦譜では見あたらなかったとのこと。
大体著者である深浦6段が振り飛車に対して急戦を仕掛けたのも、あまり(全然?)みないような気がしますが?(笑)
さて、実戦ではこの後6五歩と仕掛けて来られました。これに対して同歩は7七角成り、同桂、8二飛車で、今度こそ8筋が受けづらい。
9八香型の為に8八飛車には9九角があるからだ。
さりとて7八に飛車がいる為7八銀と引くこともできない。途中7七角成りに同飛車と取るのも考えられるが少し形を決め過ぎで指しきれないと思い。結局4六歩と居直りました。すると7五歩、同歩、同飛、
8八角、7七歩、同飛、同飛成、同角、6六歩、7八銀、7三桂、6七歩と進展して
右上図。6六歩~7三桂で居飛車好調のようですが最後の6七歩を指したこの
局面はどうでしょう?言いなりになっているようで実は潰れていない気がするので
すが、いかがでしょうね。これがラスカルが実戦で対応した順なのですが、途中の
手順、さらに右上図の形勢判断など意見をお聞かせください。振り飛車の感触が
良ければ正式にラスカル流対応策としようと思ってます(笑)