女性なら看護婦、男性なら看護士としている名称を、統一して「看護師」とする改正保健婦助産婦看護婦法が6日、 衆院本会議で賛成多数で可決、成立した。保健婦、助産婦、准看護婦なども同様に「保健師」「助産師」「准看護 師」となる。来春から施行する。 同法の改正議論では昨秋、与党3党が名称変更とともに助産婦資格を男性にも開放する法案を提出したが、「女 性に抵抗感が強い」とする反対が強く、廃案となった。今国会に提出した改正法案は助産婦の名称を助産師に変え るものの、女性に限る資格要件は残した。 改正法成立について、日本看護協会(南裕子会長)は、「変わるのは法律上の正式名称だけで、患者さんが通称 で看護婦さんと呼ぶのを妨げるものではありません」としている。