> ガラス越しに見せる動物たちの愛らしい姿に思わず頬が緩む。 > 日頃喧嘩に明け暮れる俺の、数少ない心和む一時だ。 > だが、そんな俺の安らぎをぶち壊しにする金切り声が店内に響き渡る。 > 「いーやーあー!ハムスター買ってーえー!!」 > 何事かと思い、そちらを見れば、年の頃10才位の少女が、 > 両親にハムスターをねだっているのだ。 > 五月蝿い餓鬼だ。 > 餓鬼なんざ俺の上なり下なりでアンアン言いながら腰を振っていればいいんだ。 > そう思っていた矢先に、さらなる怒りを煽る会話が耳に飛び込んで来る。「う > ちはもう猫がおるやろ」 > 「せや、ハムスター飼うんやったらナッツちゃん捨てて来るよ」 > 「いいもん、ナッツいらんもん」 > ペットと言えば家族の一員! > 軽々しく捨てるなどと言う親も、猫を捨ててもいいと言い放つ娘も、 > もう勘弁ならん!! まとめて燃やせ。俺が許す。 参考:2001/12/26(水)03時30分40秒