俺はすぐさま雄二を携帯で呼び出し、車を出させる。
結局根負けしてハムスターを買った親子が車で帰宅する後を追わせる。
やはり車が必要になったな……。
雄二を呼んで正解だった。
30分程後、車は郊外の一軒家のガレージへと吸い込まれていく。
いい家に住んでやがるぜ。
自宅を突き止めた俺達は、深夜を待って行動を開始する。
フフ、サンタクロースがやって来たぜェ。
誰も居ない居間のガラスに、音を立てぬようにガムテープを張り、
空手道の突きでぶち破り、中へと進入する。
「ソイッ！」
「ガファッ!?」
「ギュフッ!」
まずは両親の部屋に突入し、適度に折檻してベッドに縛り付ける。これで警察
を呼ばれる事もあるまい。
コトが済んだら娘の部屋だ。
フフフフ、お嬢ちゃん、サンタクロースが今から行くよォ～。