第6試合 3分5R ×永田裕志(新日本) TKO ○ミルコ・クロコップ(クロアチア) クロコップが左ハイキック1発で永田からTKO勝ちを奪った。 ファーストコンタクトで永田に懐(ふところ)に入られたが、上 手く体をかわして、距離を取る。互いにファイティングポーズを 取ったその瞬間に、クロコップの左ハイキックが、永田の左側頭 部に完ぺきにヒット。永田は、そのまま後方に吹き飛ぶと、クロ コップは一気にラッシュ。パンチを上から連続で叩きつけると、 永田が背を向けた時点で、すかさずレフェリーが間に入り、試合 を止めた。大喜びのクロコップに対して、永田は不満ありあり、 まだ戦えるという表情。PRIDEリングでは、背を向けた時点 で試合を止めており、総合格闘技初登場の永田には、プロレスと は異なるルールに対する不慣れが敗戦につながったともいえる。 が、クロコップのムチのようにしなった左ハイキックは見事。