対義語 日本語の対義語同士は、そもそも同じ品詞であるべきものです。すなわち、 「長い」に対して「短い」はどちらも形容詞であり、「上」に対して「下」 はいずれも名詞です。しかし、日本語の明らかに対義語であると認められて いるもののなかに唯一同じ品詞でないものがあるのです。それが「ある」と 「ない」なのです。「ある」は動詞であり、「ない」は形容詞なのです ( 助動詞の「ない」と混同しないように)。