2002/01/12 (土) 21:18:33 ◆ ▼ ◇ [mirai]アメリカには、スポーツを愛するあまり妄想と紙一重になってしまったスポー
ツ文化もある。その過熱ぶりは滑稽なほどだ。スポーツは健康とレクリエーシ
ョンを提供するゲームにすぎないと思われている国々から見れば、なおさら
だろう。
アメリカでは、スポーツは大金が動くビジネスだ。NFL のスーパーボウルの
中継は、1 分間の CM 料金が 300 万ドル (約 3 億 6000 万円)。大学のアメ
リカンフットボールの監督には 100 万ドル (約 1 億 2000 万円) 以上の報酬
をもらう人も多く、専任のアシスタントコーチが 10 人いる。「子供の遊び」で
もある野球には、2 億 5200 万ドル (約 300 億円) で 10 年契約を保証され
ている選手もいる。
アメリカ人はスポーツに飽きるということを知らない。24 時間スポーツ専門の
テレビ局やラジオ局があり、莫大な数のスポーツ新聞と雑誌があって、イン
ターネットにはスポーツの話題で埋めつくされたサイトが数え切れないほど
あっても、まだ足りないという人のために、「ファンタジーリーグ」なる仮想リー
グが賑わっている。
リーグの参加者の多くは、「スポーツ狂」と揶揄 (やゆ) されるような人たち
だ。彼らは「ファンタジーオーナー」になり、選手を買ってチームを作る (もち
ろんバーチャルの世界だ)。そして、本物のシーズンが終わったときに実際
の成績を当てはめて勝敗を決める。
なかには参加費が必要なリーグもあり、シーズン終了時には最高記録や最
高得点をマークしたオーナーに、賞金や豪華商品が贈られることも。純粋に
スポーツを愛する人々が集まって無料で楽しむリーグもたくさんある。
数多くのリーグが盛り上がるなかで、グル (師) を名乗る人物も出てきた。グ
ルたちは、ほぼすべてのメジャースポーツに存在するファンタジーリーグの
数百万人の参加者 (推定 1500 万人とも言われる) に、助言を与えている。
妄想リーグか
http://journal.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=69317