江戸の川柳に、 割れたと悟る 新鉢(あらばち)の声変わり(こえがわり) という狂句がある。 新鉢とはヴァージンあるいは未通の女陰のこと。ヴァージンを奪うことを“新鉢を 割る”という。すなわち、初めて男を知った少女は、声変わりをするのであるらしい。 男を知った少女を、ふわりと包み込んだ、そんなウブな色気。 また江戸の戯れ文は、初めての男を迎えて潤う女陰の様子を、 “雪の肌に春風の、渡って解けし春の水、その潤ひを幸ひに、桃源の洞(ほら)深か らず、また浅からず”などと表す。 クシ・ガーデンの味がこれだ。まだ子供としか見えない少女の、しかし秘めた洞は ぬるんで潤み、そこには、下唇を噛んだ女が潜んでいる。こういう女を男はそっと扱 わなければいけない。壊れないように、そっとだ。江戸の狂句でいえば、 中指の ちと長いのは何のため