アングラな人たちは、大きな傷を抱えている人たちが多い。
毎日殴られて蹴られていじめられたり、両親が
離婚して家庭環境がぎすぎすしていたり、中学生の時に
用務員のおじさんにずっと犯されていた男の子とか、生まれつき
体の弱い人だったり。人に必要とされず、存在を無視され
心がどんどん歪んでいってしまった人たちもいる。

人に深く傷つけられたことを、自分で自分を傷つけたり
誰かを傷つけることで心が壊れないようにバランスを
とっているように見える。
自分はここにいるんだ、というその表現が歪んでいる気がする。

人は多かれ少なかれ傷を受けて成長していくけれど
きっとね、今のモエコさんよりも　たくさんの辛いことを
押しつけられてきた人たちなのじゃないかな
大きな心の歪みを持っている人ほど、どうしようもない現実の
世界を知っている人なのだとおもう
だから何も知らないくせにいい気になんなって発想も。

そういう歪みを癒してくれるのは　自分と向き合って
くれる人なんじゃないかな　モエコさんがそうだったじゃん。
一生懸命頑張ってる姿、僕には印象的だった。
今、泣いてるのかな
きっと傷つけられたことよりも
自分の不甲斐なさに。