秋子さん「…なるほどね。それであゆちゃんが 7年後にタイムスリップするには、時空エントロピーの均
衡を保つために逆に狐さんを 7年前の世界に飛ばさなくてはならなかったわけね」
美汐 「そう。で、現代量子物理学で実証されているとおり、物体を時間に逆行させれば質量は等比級数的
に小さくなる…。7年時間を逆行した狐はプランク定数以下のサイズになって、狐の姿と同時に真琴の姿も
とるようになった…」
秋子さん「うんうん、わかるわかる。つまりそれって『シュレーディンガーの猫』っていうのでしょ」