2002/02/09 (土) 19:11:42 ◆ ▼ ◇ [mirai]('Д') 「あ、もしもし。緒形拳さんじゃありませんか?」
(゚ー゚) 「いや、あたしは夢屋時次郎って言うんです。
緒形拳なんて名前じゃありませんよ。」
('Д') 「時代劇のロケーションですね?」
(゚ー゚) 「おかしいなあ?もうすぐ来る筈なんですけどね。鼠小僧。」
(´~`) 「いやあ驚きました。鼠小僧です、確かに。
鼠小僧次郎吉と言えば天保三年の夏、市中引き回しの上
千住小塚原で斬首の刑となっていますが
季節といいまた、この時刻といいまさにぴったりです。
おそらく144年前
丁度この時刻、この場所をあの格好で引かれていったものと思われます。
記録では37歳、やや小太り。
顔には薄化粧を施してあったとあります。
あ、確かに薄化粧をしておりますね。」
(゚ー゚) 「私が鼠小僧と知りあったのは妙な事がきっかけでしてね。
あたしの表稼業は名前の通り、夢屋。」
(´~`) 「天保の江戸は人口130万。文化はまさに爛熟。
こういう時代は寝苦しいといいますが、
天保の医者、高木玄斎の日記には
”近頃、不眠の訴えをする愚者甚だ多し。治療捗ばかしからず。
おもうに時代の病なり”」