2002/02/11 (月) 21:39:08        [mirai]
From アドビシステムズ  (May18 18:59):ご存知とは思いますが、ソフトウェアの販売とは「使用許諾権」の
販売に他なりません。 
「使用許諾権」はソフトウェア製品を購入した方 に使用権を与えるもので、バックアップ等、不測 の事態に
備える為のコピー以外を認めるものではありません。ソフトウェアの使用条件は正規に購入されたユーザーで
あれば書面として記載されておりますので判断出来ると存じます。これに違反した場合は、著作権法第2条1
項 第10の2号(ソフトウェア著作権)に基づき対処 致します。企業ユーザー様についても基本的に同様で
すが 、昨年11月に通産省が発表した「ソフトウェア管 理ガイドライン」に基づいた対処を検討致します。 
対処方法は主に損害賠償の請求になりますが、 弊社としてはなるべく穏便に済ませたいという意 志がありま
すので、違法コピーを発見した場合は まず「警告」を与え、行為の中止を呼びかけてお ります。 しかしな
がら、「警告」に従わない者や、同様の行為を繰り返す者については悪質であると判断し、誠に不本意ながら
著作権侵害(この侵害は、損害賠償請求の事由に該当すると同時に犯罪にもな ります)を理由として刑事告
訴し、警察に捜査をしてもらうことになります。最近では、警察も著作権 などの知的所有権侵害に対しては、
積極的に対応するようになりました。警察に依頼する方法は、多少時間はかかりますが、一番確実ですので。 
損害賠償については、違法コピーによって弊社が 被った損害額の賠償を請求致します。判例では侵害者が
侵害によって得た金額を賠償金として 請求することが認められています。 違法コピー者に対する対応は基
本的には上記の通りですが、詳細は弊社専属の弁護士と相談の 上でないと公表出来ませんので、この場では
ご容赦下さい。「WAREZ」なる違法コピーの実体ですが、弊社でも被害が表面化した後に調査し存在を確認し
たもので、「WAREZ」の歴史、規模、組織等の詳細な部分までを把握しているものではありません。 
残念ながら、違法コピーを行う者はそれが「窃盗」と同じくモラルの欠けた犯罪であるという意識がありません。
また、組織的に行う者より、個人レベルで行う者が大部分のようです。 
繰り返しになりますが、弊社としては摘発を目的とするものではなく、彼らに犯罪者ではなく、モラルあるユー
ザーに戻ってもらいたいと考えます。「警告」を与える事でこのような犯罪行為をやめて頂ければ十分です。
現在BSA、警察と協調し、弊社製品に限らず違法コピー者を発見した場合は逐次連絡しあい、存在を把握する
作業が行われています。大規模な一斉摘発が行われる可能性もあります。 ご理解頂けるようにどうぞよろしく
お願い致します。  アドビシステムズ株式会社  知的所有権監査 担当:石村