[ ママはやさしい ] 小学生のでくおくんは、泣きながら帰ってきました。 「あらまあ。どうしたの、でくお」 「うえーん。ボクの頭が大きいって、みんないじめるんだ。うえーん。小学生でそん な頭が大きいやつなんかいないぞって」 「まあ!なんてこと!でくお、あなたの頭は全然大きくなんかないわよ。そんなこと 気にしなくていいのよ」 ママはでくおくんを抱きしめて、やさしいやさしい言葉をかけました。でくおくん も、自分の頭は別に大きくなんかないと思えて、やっと笑顔を見せました。 「機嫌直った?ふふ。じゃあでくお、おつかいに行ってきてくれる?」 「うん。いいよ。何買ってくればいいの?」 「トイレットペーパーと牛乳とキャベツとスイカと洗剤と…」 「ママ!そんなにたくさん、ボク持てないよ!」 「あら。でくおの帽子に全部入れて帰ればいいのよ」