2002/04/04 (木) 00:31:12 ◆ ▼ ◇ [mirai]第1話 「Role Play(ロールプレイ)」
2005年、全世界のネットワークをダウンさせたコンピュータ・ウィルス事件「Pluto Kiss(冥王のくちづけ)」が発生。
全世界的にネットワークの利用制限が行われた。
そして2007年、ネットワーク利用の全面解禁後にリリースされた
ネットワークゲーム「The World」に人々は熱狂していた……。
多くのプレイヤーがログインしてプレイするゲーム世界「The World」の中で、"呪紋使い"を使うプレイヤー・司は一人で彷徨っていた。
自分の身に起きた異変を抱えたまま…。
一方、「The World」では小さな事件が起こっていた。
ゲーム世界の秩序を守るべく活動する"紅衣の騎士団"が、
違法にエデットされた一人のPC(プレイヤー・キャラ)
の行方を追っていたのだ。
だが、そのPCと一緒の姿をきた異変を抱えたまま…。
一方、「The World」では小さな事件が起こっていた。
ゲーム世界の秩序を守るべく活動する"紅衣の騎士団"が、
違法にエデットされた一人のPC(プレイヤー・キャラ)
の行方を追っていたのだ。だが、
そのPCと一緒の姿を目撃されていた司は、
騎士達の問いかけを振り切り転送してしまう。
そんな閉鎖的で非協力的な司の態度を見かね、
"ヘビーブレイド"を使うプレイヤー・ミミルが、
司に声をかけてくる。そんなミミルのアプローチに司は
「どうせ、ログアウトしちゃえば関係ないもん!」
と冷たく言い放つ。そんな自己中心的な司の言動に呆れ果てるミミルであった。
その頃、この「The World」に起こりつつある大きな"異変"を憂えて、
一人のプレイヤー・昴が紅衣の騎士団を率いていた……。